ラリーコンピューターとはモータースポーツの一種であるラリーで使用するものです。
ラリコンは競技車両の助手席側前面に設置されます。競技中、助手席にはコドライバー(ナビゲーター)が座り、ラリコンを操作します。ラリコンでは、時刻、走行距離、自車の遅早、などが計算され数値で表示され、コドライバーはそれを見て、ドライバーに今後どうすればよいかを指示し、競技を進めていきます。
(主に競技中、ラリコンには、ドライバーが自車を指示速度で正確に走行させているかを計算表示させます)
国内のラリーには、スペシャルステージラリー、第1種アベレージラリー、第2種アベレージラリー、の3種類あります。
スペシャルステージ(SS)とタイムコントロール(TC)で構成されたものです。スバルや三菱、ダイハツ、トヨタが参戦し話題となったワールドラリーカーチャンピオンシップ(WRC 日本では北海道で開催:RALLY JAPAN)、全日本ラリー選手権もこの形式です。
第1種アベレージラリーは、平均速度や所要時間に従って走行し、所定の到着時間との誤差の少なさで勝負するラリーです。
初級向けともとれますが、指示の設定次第ではナビゲーターとしての計算技量、誤差0秒必着というようなナビ勝負が繰り広げられます。
第2種アベレージラリーは、上記第1種ラリーの要素を含み、さらに遅着設定の平均速度(設定が高すぎて到底到着時間に間に合わない)設定により速さ勝負としたり、SSの設定もあったりで混在するラリーの事で、日本で行われる初中級ラリーでの基本的な構成です。
こちらでのSSは非公開にする事も出来き、WRCや全日本ラリーでは何処のルートをSSに使うかが事前に判ったりする場合がありますが、心無い人達がその予定コースで暴走したり妨害したり等がある為、非公開としてきているケースが殆どです。またここ最近、ペースノートという言葉が普通になってきましたが、少し前までは国内では有視界走行が普通でした。
(記述参考HP:ラリーるれろ)